ウクライナ 19歳のバイアスロン選手が戦闘で死亡

ウクライナの青年スポーツ省は、バイアスロンのジュニア代表チームに所属する19歳のユージン・マリシェフ選手がロシア軍との戦闘で死亡したとSNSで発表しました。

マリシェフ選手はロシア軍の激しい攻撃を受けている第2の都市ハリコフ周辺で戦闘中に死亡したということですが、戦闘に加わった経緯については明らかしていません。

バイアスロンはスキーのクロスカントリーとライフル射撃を組み合わせた競技で、お悔やみの言葉とともに、競技用のライフルを背負ったマリシェフ選手の写真が掲載されています。

北京五輪 出場選手も戦闘へ

また先月行われた北京オリンピックのウクライナ代表としてバイアスロンに出場したドミトロ・ピドルチネイ選手は、自身のSNSで、防衛部隊に入隊して出身地の西部の都市を守る戦闘に加わることを表明しました。

ピドルチネイ選手はこれまで冬季オリンピックに3度出場し、世界大会での優勝経験もあります。
SNSにはヘルメットをかぶった写真とともに「ウクライナのことを心配してくれてありがとう。この写真を撮影している今も空襲警報が鳴り響いてます」と、ウクライナ語と英語でメッセージを書き込んでいます。

ウクライナでは、著名なボクシング選手など、アスリートが相次いで戦闘への参加を表明しています。