日本でウクライナ避難民受け入れを 3日間で4万人超の賛同署名

難民支援を行うNPOのメンバーなどで作る団体が、ウクライナから国外に避難した人の、日本への受け入れを進めることに賛同する署名をインターネットで募ったところ、開始から3日間で4万を超える人からの署名が集まりました。

ロシア軍による侵攻に伴って、ウクライナから国外に避難する人が増えるなか、岸田総理大臣は2日夜、日本への受け入れを進める方針を明らかにしました。

こうした中、難民支援を行うNPOのメンバーなどで作る「日本からウクライナを想う市民の会」は、
▽日本にいるウクライナ人の家族の呼び寄せや、
▽避難してきた人たちの国内での定住
それに、
▽在留資格認定証明書の発給などについて、
避難民のために可能な施策を拡充するよう求める提言をまとめ、10万人を目標にインターネットで署名を募りました。

その結果、この3日間で、すでに4万人を超える署名が寄せられたということで「市民の会」は、目標が達成された段階をめどとして、政府に提言を届けたいとしています。

記者会見を行ったウクライナ出身で、日本に住むオレクシイさんは「殺したくもないし、殺されたくもないという平和を求めている人を受け入れることは、社会の向上にもつながると信じています」と訴えました。
台湾生まれの作家の温又柔さんは「ずっと、いても立ってもいられない思いでいました。まずは関心を持つことで、ささやかな力になりたい」と話していました。