鹿児島県「まん延防止」解除を要請

鹿児島県は、今月6日が期限のまん延防止等重点措置について、感染状況に落ち着きが見られるとして解除するよう政府に要請しました。

鹿児島県は3日午前、今月6日が期限となっているまん延防止等重点措置の解除を政府に要請しました。

これを前に塩田知事は3日朝、記者団に対し「新規感染者数は決して少なくないが、緩やかに減ってはきていて、病床使用率も見極めたうえで判断した」と述べ、感染状況に落ち着きが見られるという認識を示しました。

また、県内全域の飲食店に出している営業時間の短縮要請については「飲食店のクラスターも1月28日以降は出ていない。第三者認証店もかなり増えてきているので、そのあたりも含めて判断したい」と述べて、重点措置の解除に合わせて時短要請の終了も検討する考えを示しました。

県内では1週間当たりの新規感染者の数が減少傾向にあるほか、感染拡大の第6波で一時50%を超えていた病床使用率も、2日午前0時の時点で38.7%と、レベル3の指標を下回っています。

岸田総理大臣は3日、関係閣僚と協議したあと記者会見をして、対応を明らかにすることにしていて、4日に専門家に諮ったうえで正式に決定する運びです。

鹿児島県は重点措置の解除が決まり次第、対策本部会議を開き、今後の対応について決定することにしています。