岐阜県 「まん延防止」政府に再延長要請へ “感染収束せず”

今月6日に期限を迎えるまん延防止等重点措置について、岐阜県は新型コロナウイルスの感染が十分に収まっていないとして、政府に対し再延長を要請する方針を固めたことが関係者への取材で分かりました。

岐阜県では、ことし1月21日からまん延防止等重点措置が適用されたあと先月13日に延長され、今月6日までが期限となっています。

岐阜県内では2日までの一日当たりの感染確認の発表が、11日連続で前の週の同じ曜日を下回っていますが、感染の「第5波」で最多となった384人を上回っているほか、1日の時点の病床の使用率は43.4%、自宅療養している人は4024人となっています。

関係者によりますと、県内の感染は十分に収まっておらず、今の段階で「重点措置」を解除する状況にはないとして、政府に再延長を要請する方針を固めたということです。

岐阜県は3日午後4時から対策本部会議を開いて方針を決定したうえで、政府に正式に要請することにしています。

一方、岐阜県内では現在、飲食店に対して営業時間の短縮と酒類の提供自粛を要請していますが、重点措置が延長された場合に要請内容を緩和するかどうか、対策本部会議で決めることにしています。