ウクライナ「キエフ・バレエ」の映像公開 一日も早い平和願う

ロシア軍によるウクライナへの侵攻が続く中、日本での公演を50年前から続けてきたウクライナのバレエ団の無事と一日も早い平和の回復を願い、その公演の様子を記録した動画がインターネットで公開されています。

ウクライナの「キエフ・バレエ」は50年前から定期的に日本で公演を行ってきましたが、今シーズンは前回に続いて新型コロナウイルスの影響で中止となり、その後、ロシアの侵攻が始まりました。

このため日本での公演を企画してきた「光藍社」は、このバレエ団が行った「白鳥の湖」の映像をインターネットで公開するとともに近く支援のための寄付金を募ることになりました。

団員の多くは首都キエフにとどまっているとみられ、安否など詳しい状況は確認できていないということですが、集まった寄付金は平和が回復した際のバレエ団の活動再開などに役立てたいとしています。

光藍社は「バレエ団や劇場関係者がどのように過ごしているかと思うと心が痛みます。一日も早く平和な日常が戻り、日本公演でバレエ団の元気な姿を見られるように願っています」と話しています。