国際協力銀行 水素普及目指す世界最大規模ファンドに出資へ

政府系金融機関の「国際協力銀行」は、石油などの化石燃料に代わる次世代のエネルギーとして水素の普及を目指す世界最大規模のファンドに出資する方針を固めました。脱炭素社会の実現に向けて水素の分野で日本企業の海外展開を後押しするねらいです。

関係者によりますと、国際協力銀行は水素の普及を目指すフランスの投資ファンドに1億ユーロ、日本円にしておよそ130億円を出資します。

このファンドにはフランスのエネルギー大手、トタルエナジーズをはじめ、欧米の大手エネルギー企業や建設会社、金融機関などが参加していて、資金の規模は総額15億ユーロ、日本円でおよそ1900億円に上り、水素関連のファンドとしては世界最大規模だということです。

水素は燃やしても二酸化炭素を出さないことから石油などの化石燃料に代わる次世代のエネルギーとして期待されていて、ファンドでは今後6年間で再生可能エネルギーを活用した水素の製造、燃料電池車や水素エンジン車の普及、それに水素ステーションといったインフラを整備する事業などに投資する方針です。

国際協力銀行としては、ファンドへの出資をきっかけに今後、世界各地で進むとみられる水素関連の事業に日本企業を参画させるなどして、海外展開や技術開発を後押ししたい考えです。