ウクライナ治安当局 SNS上にロシア軍の捕虜 撮影した動画公開

ウクライナの治安当局は1日、SNS上で、ロシア軍の捕虜を撮影したとする動画を相次いで公開しました。

このうち一つの動画では、ロシア軍の戦車を操縦していたという男性が「どうしてウクライナにきたのか」と質問されると「最初は軍事訓練のために近づいた。その後、ゼレンスキー大統領がすでに降伏したと言われた」と答え、ウクライナへの侵攻だとは知らされていなかったと話していました。

そして「プーチン大統領によるこのような政治を残念に思う。私は支持していない」と、政権を批判していました。

また、別の動画ではロシア軍の捕虜とされる男性が母親と電話で話す様子が映っていて、男性は「自分は拷問を受けておらず、食事も与えられている。ロシア軍は負傷した味方の兵士を殺していて、自分のような捕虜の交換に応じるかはわからない」と話していました。

母親が「早く家に帰っておいで」と呼びかけると、男性は顔を手で覆うようにして泣いていました。