石川県「まん延防止」再延長要請へ 感染者高止まり続く

2日の夕方開かれた緊急の対策本部会議で石川県の谷本知事は「新規感染者はピーク時と比べると減少しているが、高い水準が続いている。地域経済の正常化を重視して解除を要請する選択肢もあるが、今しばらく感染拡大を防止する手だてを講じなければならない」などと述べ、今月6日が期限のまん延防止等重点措置の期限の再延長を、県として政府に要請することが正式に決まりました。

延長の期間について谷本知事は「政府の判断に委ねるが、常識的には2週間程度になるのではないか」とする一方、期間の途中でも感染者数が減少局面に入れば、重点措置の解除を要請する考えを示しました。

石川県は重点措置の期間中、現在、県内全域の飲食店を対象に出している営業時間の短縮要請についても継続する方針です。

石川県の谷本知事は会議のあと「社会経済を正常化させる選択肢もあるが、感染者の再拡大につながり、病床のひっ迫につながるリスクもある。ここできちんと対応しないと、あとに禍根を残すことになりかねないという危機感があり、ぜひ理解をしてほしい」と述べました。