栃木県「まん延防止」再延長を要請 医療体制のひっ迫続く

栃木県は今月6日が期限となっている新型コロナウイルスの「まん延防止等重点措置」について、医療提供体制のひっ迫が続いているなどとして、政府に対し措置を再び延長するよう要請しました。

ことし1月27日から栃木県に適用されている「まん延防止等重点措置」は、今月6日が期限となっています。

こうした中、栃木県の福田知事は2日、臨時の記者会見を開き「新規感染者数は減少傾向にあるが、依然として高い水準にあり、病床使用率も下降傾向であるとはいえない」と述べ、医療提供体制のひっ迫が続いていると説明しました。

そして「措置が解除された県において感染再拡大の動きも見られる。今の状態で再拡大すれば医療のひっ迫が相当なものになる」として、2日、政府に対し措置の再延長を要請したことを明らかにしました。

延長された場合は、引き続き県内全域を対象に飲食店への営業時間の短縮などを要請する方針で、延長の期間については2週間程度が適切とする見解を示しました。

福田知事は、隣接する群馬県や茨城県がすでに延長を要請していることに触れ「感染の広がりを考えると、生活圏や経済圏が同一の隣接県と同様の対応が必要だと考えている」と述べました。