新型コロナ クラスター 前週から減少も依然1000件超の高水準

新型コロナウイルスの感染で先月28日までの1週間に全国で確認されたクラスターなどの数は合わせて1128件となり、過去最多だった前の週から減少に転じたものの依然、1000件を超える高い水準にあることが厚生労働省のまとめでわかりました。

厚生労働省は毎週、報道などをもとに自治体がクラスターと認定した事例や2人以上が感染した事例をまとめています。

それによりますと先月28日までの1週間に全国で確認されたクラスターなどは合わせて1128件で、過去最多だった前の週から125件減って減少に転じました。

このうち最も多かったのは「高齢者福祉施設」で、363件でした。
前の週まで5週連続で過去最多を更新していましたが、119件減りました。

また「医療機関」でも過去最多だった前の週から63件減少し116件となりました。

一方「学校・教育施設等」は、前の週から13件増加し289件でした。

また、保育所などの「児童福祉施設」でも前の週から26件増加し192件となりました。

「障害者福祉施設」では前の週から14件増加して65件と過去最多となりました。

このほかでは、「企業等」が84件、「飲食店」が3件、「運動施設等」が10件などとなっています。