群馬県「まん延防止」再延長を要請 医療のひっ迫続く

群馬県は3月6日が期限の「まん延防止等重点措置」について、医療のひっ迫が続いているなどとして、2日に政府に再延長を要請しました。

群馬県は一日当たりの感染者数が、直近の1週間の平均で620人を超えているほか、病床使用率は1日の時点で53.2%、重症病床の使用率は21.6%となっています。

また、3回目のワクチン接種を終えた高齢者は、2月28日までに52.8%となっています。

群馬県は2日午後、対策本部会議を開き、専門家などの意見も踏まえて3月6日が期限となっている「まん延防止等重点措置」について、政府に再延長を要請しました。

再延長は、県内の35市町村すべてを対象に、3月下旬までの2週間程度を見込んでいて、今後、政府と調整することにしています。

山本知事は記者団に対し「感染者数が高止まりし、病床使用率も厳しい状況にある」と述べ、県民の命と健康を守る観点からの対応だとして理解を求めるとともに、再延長の期間内に重点措置を解除できるよう全力を尽くす考えを示しました。