東京都 コロナ 31人死亡 1万2693人感染確認 前週比約1900人減

東京都内の2日の感染確認は1週間前の水曜日をおよそ1900人下回る1万2693人でした。また死亡した人は一日の発表ではことしに入って2番目に多い31人でした。

東京都は2日、都内で新たに「10歳未満」から「100歳以上」の1万2693人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1週間前の水曜日よりおよそ1900人減りました。

2日までの7日間平均は1万1045.0人で前の週の81.2%でした。

7日間平均が前の週を下回るのは19日連続です。

2日に確認された1万2693人の年代別は
▽10歳未満が2409人
▽10代が1600人
▽20代が1862人
▽30代が2142人
▽40代が2086人
▽50代が1219人
▽60代が575人
▽70代が363人
▽80代が283人
▽90代が141人
▽100歳以上が11人
▽そして年代が分からない人が2人となっています。

65歳以上の高齢者は1032人で全体の8.1%でした。

感染経路がわかっているのは4910人で、このうち最も多い「家庭内」は、66.2%を占める3249人でした。

次に多い「施設内」は22.7%にあたる1117人で、このうち
▽保育園と幼稚園で合わせて389人
▽小学校で240人
▽高齢者施設で173人の感染が確認されました。

また、これまでの都の基準で集計した人工呼吸器かECMO=人工心肺装置を使っている重症の患者は、2日時点で1日と同じ68人でした。

一方、都は感染が確認された60代から100歳以上の男女合わせて31人が死亡したと発表しました。一日の発表では、ことしに入って2番目に多くなっています。

31人のうち、感染経路が分かっている人では高齢者などの施設で感染した人が16人と最も多く、病院内で感染した人が8人でした。

また31人のうち少なくとも25人は基礎疾患がありました。

コロナ患者用の病床使用率 51.1%

東京都内の新型コロナの患者用の病床使用率は1日から0.8ポイント下がって2日時点で51.1%です。

緊急事態宣言 発出要請の指標は

東京都は3つの指標を用いて、一定の数値になった場合に緊急事態宣言の発出の要請を検討するとしています。

▽オミクロン株の特性を踏まえた新たな基準で集計した重症患者用の病床使用率か、▽入院患者のなかで酸素投与が必要な人の割合の、いずれかが30%から40%となり、かつ▽新規陽性者数の7日間平均が2万4000人に達した場合です。

重症患者用の病床使用率

このうち、オミクロン株の特性を踏まえた新たな基準で集計した重症患者は2日時点で、1日より15人減って217人でした。

重症患者用の病床使用率は2日時点で27.0%となり、1日から1.9ポイント下がりました。

対象となる重症の患者は、これまでの基準である人工呼吸器かECMO=人工心肺装置を使っている患者に加え、高濃度の酸素を大量に投与する「ハイフローセラピー」を行っている患者、それにこれらの治療が必要になる可能性が高くICUに入っている患者なども含めます。

酸素投与が必要な人

また入院患者のなかで酸素投与が必要な人の割合は2日時点で23.8%で、前回発表のあった先月28日より0.9ポイント上昇しています。

新規陽性者7日間平均

そして新規陽性者数の7日間平均は2日時点で1万1045.0人で、1日より267.7人減りました。