“ロシア軍の侵略を非難” 参院 攻撃停止など求める決議採択

ロシア軍によるウクライナへの侵攻が続く中、参議院本会議では「ロシア軍による侵略を最も強い言葉で非難する」としたうえで、即時の攻撃停止と部隊撤収をロシアに求める決議が賛成多数で採択されました。

決議はれいわ新選組を除く各党の賛成多数で採択されました。
決議では、ロシア軍による侵攻について「国際法や国連憲章の重大な違反であり、力による一方的な現状変更は断じて認められない。ヨーロッパにとどまらず、アジアを含む国際社会の秩序の根幹を揺るがしかねない極めて深刻な事態だ」としています。
そして「ロシア軍による侵略を最も強い言葉で非難する」としたうえで、ロシアに対し、即時に攻撃を停止し部隊を撤収するよう強く求めています。
またプーチン大統領が核戦力を念頭に抑止力の特別警戒態勢を引き上げるよう命じたことに関連して「核使用を前提とするかのような発言は言語道断で、唯一の被爆国として非難する」としています。

林外務大臣は「決議の趣旨も踏まえ可能なかぎりの在留邦人の安全確保に努め、G7をはじめとする国際社会と連携しつつ適切に対応していく」と述べました。

ロシア軍によるウクライナへの侵攻をめぐっては衆議院本会議でも1日、同様の決議が採択されています。