パラアイスホッケー 見どころ・ルール等

パラアイスホッケーは足に障害がある人たちのために、アイスホッケーのルールを一部変更して行う競技です。パラリンピック競技の中で、唯一、体へのアタック(体当たり)が認められている「氷上の格闘技」。激しいコンタクトやスピーディーかつ華麗な組織プレーで観客を魅了し、花形競技として人気があります。

アイスホッケーの見どころ

世界選手権の上位5チーム、最終予選の上位2チーム、開催国の計8チームが出場の予定だったが、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が続いていることを受けて、IPC=国際パラリンピック委員会は3月3日、RPC=ロシアパラリンピック委員会とベラルーシの選手の大会への参加を認めないことを決定。これにより、世界選手権3位のRPCは出場できなくなり、大会は7チームで争われることになった。
日本は2021年11月~12月にかけてドイツで行われた最終予選で最下位の6位に終わり、2大会ぶりに出場を逃しました。

<出場チーム>
・アメリカ:世界選手権優勝
・カナダ:世界選手権2位
・韓国:世界選手権4位
・チェコ:世界選手権5位
・イタリア:最終予選1位(世界選手権7位)
・スロバキア:最終予選2位(世界選手権8位)
・中国:開催国枠(世界選手権Bプール優勝)
<見どころ>
2021年6月の世界選手権で優勝したアメリカは、バンクーバー、ソチ、ピョンチャンとパラリンピック3連覇中。北京で4連覇を果たせるかが注目される。
アメリカを追うのが、ピョンチャン大会で銀メダルのカナダ。また韓国は自国開催の前回ピョンチャン大会で銅メダルを獲得するなど力をつけてきている。
中国も北京大会を見据えて実力を伸ばしていて、去年、世界選手権の2部にあたるBプールで優勝している。

アイスホッケーのルール等

1994年リレハンメル大会から正式競技として実施されているアイスホッケー。
日本は2010年のバンクーバー大会で銀メダルを獲得したが、今大会は最終予選で最下位となり2大会ぶりに出場を逃した。
選手たちは「スレッジ」と呼ばれるスケートの刃を2枚つけた専用の「そり」に乗り、ゴールキーパー以外は左右の手にスティックを1本ずつ持ってプレーする。
スティックのグリップエンドにはピック(駆動用の刃)がついていて、「漕ぐ」動作で前に進む。
反対側のブレード部分でパックを操り、パスを出したりシュートを打ったりする。
体力の消耗が激しくゴールキーパー以外の5人を交代させながら戦うのが一般的で、その際のベンチワークも重要となる。
<ルール等>
・切断やまひなどの下肢障害がある選手が出場できる。男女の区別はない。
・パラ陸上やパラ水泳のようなクラス分けや、車いすバスケットボールのようなポイント制はない。
・1チーム17人の選手を登録できる(女子選手がいれば18人)。うちゴールキーパーは2人。氷上でプレーするのはゴールキーパーを含む6人。選手交代に制限はない。

・試合時間は15分3ピリオド制の計45分。ピリオド間には15分のインターバル。同点の場合はサドンデス方式の延長戦を行う。延長戦は、予選リーグは5分間、決勝は15分間、それ以外の試合は10分間。
延長戦でも決着がつかなければペナルティーショット戦で勝者を決める。引き分けはない。

▽予選リーグ
7チームがAとBのグループに振り分けられ、総当たりで対戦。
RPCが出場しなくなったことで、グループAはアメリカ、カナダ、韓国の3チームとなった。
予選リーグの順位は勝ち点で決まる。勝ち点は以下の基準で付与される。
 ・45分間での勝利チーム:勝ち点3
 ・延長戦、ペナルティーショット戦での勝利チーム:勝ち点2
 ・延長戦、ペナルティーショット戦で負けたチーム:勝ち点1
グループAの上位2チームは直接準決勝へと進む。

▽順位決定予備戦
グループAで3位のチームは、グループBで3位のチームと対戦。
グループBで1位のチームは、グループBで2位のチームと対戦。
それぞれの試合の勝者は準決勝に進み、敗者は5位6位決定戦に回る。

▽準決勝
グループA2位のチームが、グループA3位とグループB3位の勝者と対戦
グループA1位のチームが、グループB1位とグループB2位の勝者と対戦。
準決勝の勝者は決勝に進出。敗者は3位決定戦へ。