兵庫県知事 「まん延防止」 再延長を政府に要請 3月6日が期限

3月6日が期限となっているまん延防止等重点措置について、兵庫県の斎藤知事は、病床の使用率が高止まりしているなどとして、政府に対し再延長を要請したことを明らかにしました。

兵庫県などに出されているまん延防止等重点措置は、今月6日が期限となっています。

これについて斎藤知事は3月1日、記者団に対して「新規感染者の数はピークアウトしたが、病床使用率は高止まりが続いており、重点措置は引き続き必要だ」と述べました。

そのうえで、午後に持ち回りの形で対策本部会議を開いて延長の要請を正式に決定し、山際新型コロナ対策担当大臣に延長を要請したことを明らかにしました。

延長の期間は2週間から3週間の間で、最終的には政府の判断に委ねたいと伝えたということです。

兵庫県内の病床使用率は2月28日時点で67.6%ですが、斎藤知事は、解除にあたっては病床使用率が50%を下回ることが重要だという考えを改めて示し、高齢者の3回目のワクチン接種を再延長の期間で完了させることや、高齢者施設への医療提供体制を整える方針を明らかにしました。

重点措置が再延長された場合は、引き続き措置の対象は県内全域とし、飲食店に時短営業などを要請する方針だということです。