ロシアのウクライナ軍事侵攻に抗議 市民団体などが集会 那覇

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻に抗議しようと1日、那覇市で市民団体などが集会を開きました。

集会は、市民団体などでつくる「沖縄平和市民連絡会」の呼びかけで行われ、那覇市の県庁前の広場にはおよそ50人が集まりました。

参加した人々は「ウクライナに平和を」や「ウクライナ人を殺すな」などと書かれたプラカードを持って、ロシアの軍事侵攻に抗議の意志を示しました。

集会ではまず、沖縄戦の遺骨収集を行うボランティア団体の具志堅隆松代表が「沖縄戦を体験した者の子孫として戦争が起きているのを黙って見過ごせない。ロシアによる攻撃に対して沖縄の人々は抗議の声をあげるべきだ」と訴えました。

このあと集まった人たちは、今回の軍事侵攻で犠牲になったウクライナの人たちに対して黙とうをささげました。

そして「ロシアはウクライナから撤退せよ。武力による軍事侵攻は許さない」などとシュプレヒコールをあげました。

集会に参加した40代の男性は「戦闘が激しくなっているとニュースで見ましたが、戦闘行為を一刻も早くやめてほしいと声をあげていきたいです」と話していました。

70代の女性は「ウクライナの人々には、決して孤立しておらず同じ思いで見守っている人がいることを知ってほしいです」と話していました。