
Jリーグ クラブの株式上場解禁へ 新たな成長戦略に
サッカーJリーグは新たな成長戦略としてクラブの株式上場を解禁することを決め、関連する規約を改定しました。
Jリーグの規約では株式を動かす際などはリーグへの事前報告が義務づけられていて、クラブの株式上場が実質的に不可能になっていました。
ただ、Jリーグでは、リーグ全体や各クラブの成長を見据え去年5月からクラブの株式上場に関して検討を進めた結果、投資家の投資意欲向上や資金調達の選択肢増加など多くのメリットがあげられたということです。
これを受けて28日に開かれた理事会では、事前の報告義務が廃止されるなど、規約が改定され、クラブの株式上場が可能となりました。
ただ、暴力団などの反社会的な勢力が株式を持つことや敵対的な買収が起こることを防ぐため、15%以上の大口株主が新たに発生する場合はリーグが審査を行うことも盛り込まれています。
改定された新たな規約は1日から施行されます。
Jリーグの村井満チェアマンは「Jリーグの理念をたがえないことを前提に経営の選択肢を増やした。今回の意思決定は非常に大きな意味を持っていると思う」と話していました。