ロシアの中央銀行 政策金利20%に引き上げ決定 従来のほぼ2倍

ロシアの中央銀行は28日、政策金利を従来のほぼ2倍に当たる20%へと大幅に引き上げることを決めました。ウクライナへの軍事侵攻に対する欧米の経済制裁の強化を受けて通貨ルーブルが急落していて、通貨防衛を図るねらいです。

ロシア中央銀行は28日、政策金利をこれまでの9.5%からほぼ2倍に当たる20%へと大幅に引き上げることを決めました。

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻に対する欧米の経済制裁の強化を受けて外国為替市場では通貨ルーブルが急落していて、28日には一時1ドル=115ルーブル前後とこれまでの最安値を記録しました。

声明では「ロシア経済の外部条件は劇的に変化した。この措置は金融と物価の安定を支え、市民の貯蓄を保護するために必要だ」としていて、通貨安に伴うインフレの加速に歯止めをかけるねらいを強調しました。

欧米各国などによる一連の経済制裁ではロシア中央銀行も対象になっていて、市場介入によって通貨安を抑えることが困難になると見られています。

こうした中でロシア中央銀行としては利上げによって通貨防衛を図る姿勢を示した形ですが、急激な利上げは景気を冷やすおそれもあり、ロシア経済の先行きは不透明さが増しています。