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原材料価格が高騰 即席麺 値上げの動き相次ぐ

小麦粉や食用油など原材料価格の高騰を受け、食品メーカーの間では即席麺を値上げする動きが相次いでいます。
穀物価格をめぐっては、農業大国、ウクライナにロシアが侵攻したことで一段と上昇する可能性もあり、身近な食品のさらなる値上げにつながらないか懸念されます。
食品メーカーの間では、▽東洋水産が「マルちゃん」ブランドの即席麺、およそ220品目についてことし6月の出荷分から値上げします。このうち、希望小売価格が定められているものは9%から12%引き上げるということです。

小麦粉や食用油など原材料価格の高騰に加え、物流コストや燃料の価格なども上昇していることが理由で、自社の企業努力だけではコストの上昇分を吸収できなくなったとしています。

また、▽サンヨー食品が袋麺の「サッポロ一番」など47品目の即席麺を値上げし、希望小売価格があるものは、およそ10%から12%引き上げるほか、▽明星食品が「チャルメラ」などおよそ90品目の即席麺などを値上げし、希望小売価格があるものは6%から12%引き上げます。

いずれもことし6月の出荷分からで、各社とも値上げは2019年以来、3年ぶりとなります。
さらに最大手の日清食品も、6月の出荷分から「カップヌードル」などおよそ180品目の値上げを発表していて、即席麺の値上げの動きが相次いでいます。

世界の穀物価格は、コロナ禍でのコンテナ不足や主な産地の天候不良などで上昇していますが、農業大国のウクライナにロシアが侵攻し情勢が緊迫化する中で、農業生産に影響が出れば世界の穀物価格が一段と上昇する可能性があり、身近な食品のさらなる値上げにつながらないか懸念されます。

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