香川 丸亀の「快天山古墳」 石棺を公開

国の史跡に指定されている香川県丸亀市の古墳「快天山古墳」で、70年以上前に発見されたあと埋め戻された石の棺が保存状態を調べるために再び掘り出され、27日、現地で市民に公開されました。

丸亀市の「快天山古墳」は、4世紀中頃に造られた全長100メートル近い前方後円墳で、72年前の昭和25年に地元の中学生たちも参加して行われた発掘調査で石をくりぬいて造った3つの石棺が埋葬されていることがわかりました。

今後の保存整備を検討

石棺はいずれも調査のあと埋め戻されましたが、丸亀市は保存状態などを調べるために、このうちの1つを再び掘り出し、27日、現地で市民に公開しました。

石棺は、長さがおよそ2メートル70センチで、昭和25年の調査に当時、中学3年生で参加した長尾アツ子さん(85)も見学に訪れました。

長尾さんは「こんな立派な石棺が埋まっていたんだなと改めて思いました。たくさんの人が石棺を見に来ていて、出店も出るほど大勢の人が詰めかけていた当時のことを思い出します」と話していました。

丸亀市によりますと、石棺に著しい劣化は見られないということで、市は今後、ほかの2つの石棺も再び掘り出して調べ「快天山古墳」の保存整備の検討に生かしていきたいとしています。