バイデン大統領「制裁はかつてない規模 ロシアは代償を払う」

アメリカのバイデン大統領は、ロシアが軍事侵攻したウクライナにアメリカ軍を派遣しないのは、第3次世界大戦を起こさないためだという認識を改めて示したうえで、アメリカなどが科す制裁でロシアは、長期的に深刻な代償を払うことになると警告しました。

アメリカのバイデン大統領は、26日に公開されたインターネット上で影響力があるアメリカのインフルエンサーとのインタビューで、ロシアのウクライナへの軍事侵攻をめぐる対応について「選択肢は2つある。ロシアとの戦争に突入し第3次世界大戦を始めるか、国際法を真っ向から否定する行為をした国に代償を払わせるかだ」と述べました。

そのうえで、バイデン大統領は、制裁はすぐ効果を発揮するわけではないとしながらも「ロシアに科している制裁は経済的にも政治的にも、かつてないほどの規模だ」と述べました。

そして、バイデン大統領は、ロシア側の行動によってNATO=北大西洋条約機構などの結束が強まっていると指摘し「プーチン大統領の行動はみずからの意図と正反対の効果を生み出している。ロシアは、特に長期的に深刻な代償を払うことになる」と述べ、ロシアが制裁を通じて追い込まれることになると警告しました。