米など 国連総会の緊急特別会合を提案 ウクライナ侵攻で

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻をめぐり、アメリカなどは、すべての国連加盟国が参加できる国連総会の緊急特別会合の開催を提案し、安全保障理事会で開催するかどうかを決める採決が行われることになりました。

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻をめぐり、国連安保理は25日、ロシア軍の即時撤退などを求める決議案を採決し、理事国15か国のうち11か国が賛成しましたが、常任理事国のロシアが拒否権を行使し、決議案は否決されました。

これを受けてアメリカなどは、193の国連加盟国すべてが参加できる国連総会の緊急特別会合の開催を提案し、安保理で27日午後、日本時間の28日午前、開催するかどうかを決める採決が行われることになりました。

今回の採決では、常任理事国は拒否権を行使できず、9か国以上の賛成で緊急特別会合の開催が決まる見通しです。

アメリカとしては、すべての国連加盟国が参加できる国連総会の場でロシアの国際的な孤立をいっそう際立たせ、圧力を強めたい考えです。