ウクライナから避難 15万人超がポーランドなどへ

ロシアによる軍事侵攻が続く中、UNHCR=国連難民高等弁務官事務所は26日、ウクライナから隣国のポーランドなどに避難した人の数が15万人を超えたと明らかにしました。

半数を超える人たちがポーランドに逃れたほか、ハンガリー、モルドバ、ルーマニアなどにも多くの人たちが避難しているということです。

ウクライナでは防衛態勢を強化するとして18歳から60歳の男性の出国を制限していることから、隣国に避難してきた人のなかでは女性、子ども、高齢者が目立っています。

ポーランド側の国境では避難してくる孫を待つ高齢の夫婦や、フェンスの脇で心配そうに親族の到着を待つ女性の姿が見られました。

ハンガリー側の国境では出国できなかった父親から見知らぬ女性に託された2人の子どもがすでに出国していた母親と再会し、抱擁を交わしていました。