ウクライナ侵攻 芸術分野でもロシアの代表や団体拒む動き
ウクライナに軍事侵攻したロシアに対して各国が経済制裁を強めるなか、芸術の分野でもロシアの代表や団体を拒む動きが出始めています。
ヨーロッパ最大の歌謡祭とされる「ユーロビジョン・ソングコンテスト」を主催するEBU・ヨーロッパ放送連合は25日、ロシア代表の参加を認めないとする声明を発表しました。
理由についてEBUは「ウクライナでの前例のない危機にかんがみて、もしロシアから参加があればコンテストの評判を落としかねない」と説明しています。
イギリス・ロンドンの「ロイヤル・オペラ・ハウス」は25日、ロシアのクラシックバレエの名門・ボリショイバレエ団の公演を中止すると発表しました。
AFP通信によりますと「ロイヤル・オペラ・ハウス」は「ボリショイバレエ団の夏の公演は計画の最終段階にあったが、不幸にも現状では踏み切ることができない」と説明したということです。
こうした決定についてツイッター上では「正しい決定だ」といった肯定的な意見が多く寄せられる一方で「ロシアの一般の人々はウクライナ侵攻を望んでいない」として決定を疑問視する声も寄せられています。