東京 足立区 5歳から11歳の子どもへのワクチン接種始まる

新型コロナワクチンの5歳から11歳の子どもへの接種が来週以降、各自治体で本格的に実施されるのを前に、東京 足立区では26日から接種が始まり、ぜんそくの基礎疾患のある子どもなどが接種を受けました。

足立区は26日から5歳から11歳の子どもへのワクチン接種を始め、26日は、かかりつけ医が事前に保護者に連絡し、相談をして決めた基礎疾患のある子どもなどを対象に接種が行われました。

このうち区内の診療所では3人が接種を受け、ぜんそくの基礎疾患がある小学2年の男子児童は「思ったほど痛くなかったです。接種をしたあとも、これまでどおりマスクもつけます」と話していました。

児童の母親は「子どもに感染が広がる中で不安でしたが、いつも診てもらっている先生に『基礎疾患があるから早めに受けた方がいいよ』と言われたので、事前に相談をして接種でき安心しました」と話していました。
足立区では5歳から11歳の子どもおよそ3万6000人に来月1日に接種券を発送して、診療所での個別接種に加えて、6日からは集団接種も始めるということです。

足立区の絵野沢秀雄ワクチン接種担当部長は「保護者の不安に対し、しっかり情報をお伝えしてご判断いただくとともに、区としては集団接種会場にも小児科の医師を配置して、丁寧に説明してもらう態勢を整えて進めていきたい」と話していました。