「プーチンを止めろ」ロシア軍事侵攻に抗議デモ ニューヨーク

アメリカのニューヨークでは25日、前の日に続いてロシアによるウクライナへの軍事侵攻に抗議するデモが行われました。

マンハッタンのタイムズスクエアに集まったウクライナ出身の人など数百人は、青と黄色の国旗を広げ、「ウクライナのために祈ろう」などと書かれたプラカードを掲げながら「プーチンを止めろ」と声を合わせて訴えました。

8歳の息子と一緒に2日続けて参加した女性は「首都キエフから南に200キロ離れた町で暮らす母が無事かを確認すると、電話越しにはサイレンが聞こえます。あすは連絡が取れなくなるかもしれません。母は手術を受けたばかりで避難するのも難しいので、心配です」と話していました。
そして「これはウクライナだけの戦争ではなく、ヨーロッパの戦争です。西側諸国の助けが必要なんです」と国際社会の支援を求めました。

また、16歳の男子高校生は「ウクライナにいる親戚や友人たちと連絡が取れるまで時間がかかり、少し泣いてしまいました。皆、戦争を怖がっています。最も重要なのは、一刻も早く外交的な手段で戦争を止めることです」と話していました。

参加した人たちによりますと、ニューヨークではこの週末も抗議デモが呼びかけられているということです。