連邦最高裁判所の判事に黒人女性を初めて指名 バイデン大統領

アメリカのバイデン大統領は、人工妊娠中絶や同性婚など社会を二分するような問題に最終的な司法判断を示す連邦最高裁判所の新しい判事に、初めてとなる黒人女性を指名しました。

アメリカのバイデン大統領は25日、連邦最高裁判所の新しい判事に、首都ワシントンの連邦控訴裁判所で判事を務めるケタンジ・ジャクソン氏を指名すると発表しました。

就任すれば黒人女性として初めての連邦最高裁判事になります。

バイデン大統領は記者会見で、ジャクソン氏について「たぐいまれなる能力や深い思考力、司法における実績を法廷の場で生かしてくれるだろう」と期待を示しました。

連邦最高裁は、人工妊娠中絶や同性婚、銃規制の是非など社会を二分するような問題に最終的な司法判断を多数決で示すことから、9人の判事のうち保守派とリベラル派の構成が重要な意味を持ちます。

今回の指名はリベラル派の男性判事の退任に伴うもので、ジャクソン氏もリベラル派とされていることから、保守派が6人、リベラル派が3人という構成は変わらない見通しです。

ジャクソン氏はこのあと、議会上院の承認を得る必要がありますが、去年、連邦控訴裁の判事に指名された際に過半数の支持を得たばかりで、今回も承認されるとみられます。