「もう戦争してほしくない」ロシア出身のNHLスター選手が訴え

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻を受けてNHL=北米プロアイスホッケーリーグのスター選手で、ロシア出身のアレクサンドル・オベチキン選手が、「もう戦争はしてほしくない」と訴えました。

モスクワ出身のオベチキン選手は、NHLのワシントン・キャピタルズに所属する36歳で、これまでNHLで得点王を9回獲得しているスター選手です。

オベチキン選手は25日の練習後に行った会見で、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻について「もう戦争はしてほしくない。私はロシアにもウクライナにも多くの友人がいて、誰もけがをしたり殺されたりするのを見たくない。早く終結し、世界に平和が訪れることを願っている」と訴えました。

オベチキン選手は長年、プーチン大統領を支持していることでも知られ、自身のインスタグラムのアイコンにはプーチン大統領とのツーショット画像を掲載しています。
会見で報道陣から「まだプーチン大統領を支持するのか」と問われたオベチキン選手は、「彼は私の大統領だが、私は政治に参加しているわけではなく1人のアスリートだ。早く終結することを願っているし、私たちは平和に暮らさなければならない」と話していました。