成田空港第3ターミナル 出発ロビー約1.5倍に拡張へ LCC需要増

成田空港の第3ターミナルは、LCC=格安航空会社の需要の増加に対応するため、出発ロビーがことし4月から現在のおよそ1.5倍に拡張されることになりました。

これは成田空港会社の田村明比古社長が24日の会見で明らかにしたものです。

LCC専用のターミナルとして7年前にオープンした成田空港の第3ターミナルは、新型コロナの感染拡大前の2017年度の利用者が760万人余りと当初の想定を上回り、LCCの需要の増加に対応するため、出発ロビー拡張に向けて整備が進められてきました。

成田空港会社は、新型コロナの感染拡大の影響を受けたものの、予定どおり、ことしの大型連休前の4月下旬から、第3ターミナルの出発ロビーを現在のおよそ1.5倍の広さに拡張することにしました。

自動チェックイン機や自動手荷物預け機の台数も増やし、年間1500万人が利用できるようにするということです。

さらに隣接する第2ターミナルとのアクセス通路を新設し、乗り継ぎの利便性も高めることにしています。

田村社長は第3ターミナルについて「新型コロナによる航空需要の回復状況をみながら、商業エリアなども順次オープンさせていきたい」と話しています。