ウクライナが非常事態宣言 ロシアによる軍事的な脅威が高まる

ウクライナ政府は24日、ロシアによる軍事的な脅威が高まっているとして全土を対象に非常事態宣言を発令しました。

ウクライナ政府は23日、ゼレンスキー大統領などが出席して国家安全保障・国防会議を開いて、すでに非常事態宣言を出している東部の2つの州だけでなく、全土を対象に非常事態宣言を出すことを決めたもので、その日のうちに議会で承認されました。

非常事態宣言の期間は24日から30日間で、当局が外出禁止や移動の制限、集会の制限などの措置をとることが可能となり、国内の平穏を保ち、経済を機能させるためだとしています。

またウクライナ軍は23日、声明を出して、18歳から60歳の市民を対象に予備役の招集を始めたと発表しました。

任務にあたるのは最長で1年だとしていて、ウクライナ政府は、軍事侵攻への備えを一段と強化しています。