鳥取 米子市内のこども園で84人感染 県内過去最大のクラスター

鳥取県は、米子市内の認定こども園で園児など84人の新型コロナウイルスへの感染が確認され、県内で過去最大のクラスターが発生したと発表しました。

鳥取県は新型コロナウイルスの対策本部会議を開き、米子市内の認定こども園でクラスターが発生し、園児と職員合わせて84人の感染が確認されたと発表しました。

今回も含めて、これまでに県内で発生したクラスター81件の中で最も多い感染者数となりました。

こども園には園児や職員合わせて300人近くが通っていて、学年ごとに集まる活動などで園児がマスクを外すことがあったということです。

ことしに入って鳥取県内で発生したクラスター53件のうち、学校や保育園などでのクラスターは24件と全体の45%に上っていて、県は子どもの体調が悪いときは登園を控えたり、いつもと様子が違うときは早めに受診したりするよう呼びかけています。

平井知事は「以前よりも10代以下の子どもたちの感染の比率が急速に高まっている。総力を挙げて、今の急拡大の動きにブレーキをかけ、オミクロン株を乗り切れるよう取り組んでいきたい」と話していました。