子どもへのワクチン接種 堀内担当相 知事会に協力求める

新型コロナワクチンの5歳から11歳の子どもへの接種が始まるのを前に、堀内担当大臣は全国知事会の平井会長らとオンラインで会談し、接種が円滑に進むよう協力を求めました。

新型コロナワクチンの5歳から11歳の子どもへの接種をめぐって、政府は今月下旬から都道府県にワクチンの配送を始めることにしており、その後、接種が始まる見通しです。

これを前に、堀内ワクチン接種担当大臣は22日午後、全国知事会の平井会長らとオンラインで会談しました。

この中で、堀内大臣は「保護者や子どもが安心して接種を受けられるようワクチン配送や科学的知見に基づいた情報発信に取り組む。自治体には保護者が相談できる窓口の開設などを円滑に進めていただきたい」と述べ、協力を求めました。

これに対し、平井会長は「自治体の体制整備が進むようプッシュするが、小児接種には専門家を含めていろいろ意見がある。接種すべき場合や控えた方がいい場合などについて国と地方、専門家がワンボイスで言えるメッセージをつくるべきだ」と指摘しました。

また、平井会長は3回目のワクチン接種をめぐり「モデルナのワクチンを避けたいという高齢者が少なからずいるのが事実だ」と述べ、安全性や有効性についての情報発信の強化を求めました。