神奈川県でオミクロン株「BA.2」感染事例 初確認 市中感染か

神奈川県はオミクロン株の一種で、感染力がさらに高いと指摘されている「BA.2」と呼ばれる系統のウイルスに感染した事例が、県内で初めて確認されたと発表しました。

神奈川県によりますと今月9日までに、いずれも県内に住む20代の男性と50代の男性、それに10代の男性がオミクロン株の一種で、感染力がさらに高いと指摘されている「BA.2」と呼ばれる系統の、ウイルスに感染していることが確認されたということです。

3人は同居している家族で、1月に陽性が判明し、いずれも軽症または無症状で、すでに療養期間を終えています。

このうち、最も早く感染したと見られる20代の男性は、直前に海外に滞在したことはなく、陽性者との接触もなかったということで、県は市中感染と見ています。

県医療危機対策本部室は「BA.2は、オミクロン株の亜種でこれにより対策が変わることはないが、感染スピードが速いと指摘されていて、今後、患者数の減り方が鈍ったり、逆に増えたりすると医療提供体制に影響するのではないかと懸念している」としています。