円相場 対ユーロ1円余値上がり ウクライナ情勢緊張で円買い

22日の東京外国為替市場は、ウクライナ情勢の緊張が続く中、比較的安全な通貨とされる円やドルを買ってユーロを売る動きが出て、円相場はユーロに対して1円余り値上がりしました。

午後5時時点の円相場は、ドルに対しては21日と比べて、19銭円高ドル安の1ドル=114円73銭から75銭でした。

一方、ユーロに対しては、21日と比べて1円10銭円高ユーロ安の1ユーロ=129円60銭から64銭でした。

ユーロはドルに対して1ユーロ=1.1296から97ドルでした。

市場関係者は「ウクライナ情勢の緊張が続く中、ヨーロッパ経済の先行きへの不透明感からユーロのほかロシアのルーブルなど、周辺国の通貨が売られる展開となった。きょうは東京市場で株価が大きく下落したことを受け、リスクを避けようと比較的安全な通貨とされる円やドルを買う動きがより強まった」と話しています。