”顔パス”だけで買い物OK 無人店舗の実証実験 日立製作所

財布を持たず、スマートフォンの決済機能を使わなくても、顔認証だけで買い物ができる無人店舗の実証実験が始まりました。

この実験はシステムを開発した日立製作所が、22日から自社のオフィス内で始めました。

利用者は、あらかじめ顔写真やクレジットカードの情報を登録し、売り場に置かれた専用の画面に顔を向け、顔認証で本人確認をします。

そのあと、棚に置かれた商品を手に取り、そのまま売り場を離れると自動で決済される仕組みで、財布を持たず、スマートフォンの決済機能を使わなくても、わずかな時間で買い物ができます。

売り場の天井と棚につけられた複数のセンサーが人の動きや商品の重さを感知して何がいくつ売れたかを瞬時に把握し、客が一度手に取った商品を棚に戻したり、複数の客が同時に買い物したりしても判別ができます。

人手不足が課題の小売業界では、無人店舗を導入する動きがコンビニエンスストアなどで出始めていますが、このシステムではたたみ1畳分ほどの狭いスペースでも売り場を作れるのが特徴で、会社では実験の結果も踏まえ今後、オフィスや病院などへの本格導入を目指しています。

プロジェクトリーダーの西本友樹さんは「労働人口が減る中、無人店舗は増えると思うので、安心安全に買い物できる店にしていきたい」と話していました。