歌舞伎町「トー横」未成年者の補導3倍近くに増 “居場所ない”

「家庭や学校に居場所がない」といった中学生や高校生などが集まる場所として知られる東京 歌舞伎町の通称「トー横」。
去年、警視庁が周辺で補導した未成年者は延べおよそ180人と、前の年の3倍近くに増えたことが分かりました。
性犯罪などに巻き込まれるケースもあることから、警視庁は取締りや対策を強化しています。

東京 新宿区歌舞伎町の中心部にある大型商業ビルの周辺、通称「トー横」と呼ばれる広場には3年ほど前から中高生などがたむろするようになり、こうした子どもたちは「トー横キッズ」と呼ばれています。

捜査関係者によりますと「家庭や学校に居場所がない」といった理由から周辺の安いホテルやネットカフェで寝泊まりしながら生活しているケースもあるということです。

こうした中、警視庁は補導活動を強化していますが、去年1年間に「トー横」の周辺で家出や飲酒、喫煙などで補導した未成年者は延べおよそ180人と、前の年の3倍近くに増えたことが分かりました。

家庭での虐待などが疑われる場合を除いて原則、保護者に連絡して帰宅させていますが、繰り返し戻ってきてしまう子どももいるということです。

「トー横」の周辺では事件やトラブルも相次いでいて、中高生が性犯罪などに巻き込まれるケースも少なくないということで、警視庁は取締りや対策を強化しています。

警視庁少年育成課の担当者は「大人に対して強い不信感を持っている子どもが多いので、補導や取締りだけでなく子どもの目線でしっかりと話を聞き、相談などにも応じていきたい」と話しています。