大阪府 新型コロナ 26人死亡 4702人感染確認 前週比3000人余減

大阪府は21日、新たに4702人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。

前の週の同じ曜日と比べると3000人余り少なくなっています。

一方、今月18日に発表した1人について、感染者から取り下げました。

これで大阪府内の感染者の累計は58万8851人になりました。

また、26人の死亡が発表され、大阪府内で感染して亡くなった人は3627人になりました。

また、重症者の人数は20日より6人増えて、285人となりました。

吉村知事「延長期間 高齢者守る観点が最も重要」

大阪府の吉村知事は記者団に対し「延長期間は高齢者を守る観点が最も重要だ」と述べ、高齢者への対策を強化する考えを重ねて示しました。

この中で吉村知事は、今の感染状況について「府民の協力で感染拡大の山は抑えられている可能性が高いが、予断は許さない状況だ」と述べました。

そのうえで「重点措置の延長期間は高齢者を守る観点が最も重要だ」と述べ、高齢者や同居の家族などは感染リスクの高い場所への外出を自粛することや、高齢者施設では原則、面会を自粛することを呼びかけました。

そして、クラスターが相次いでいる高齢者施設への往診体制を強化するなど、高齢者対策を進めていく考えを重ねて示しました。

一方、吉村知事は、感染の「第6波」で、新型コロナに感染した影響で、20日までに府内で60代から90代までの男女6人の自宅での死亡が確認されたことについて「自宅で亡くなる人を1人でも減らしていきたいと思っており、自宅療養をする人への往診の仕組みを強化していきたい。高齢者にできるだけ感染から遠いところにいてもらい、高齢者を守ることが重要だ」と述べました。