北京オリンピック閉会式【時系列まとめ】17日間の大会に幕

史上初めて夏と同じ開催都市で開かれた北京オリンピックの閉会式が20日夜に行われ、17日間に渡った冬のスポーツの祭典が閉幕しました。

閉会式は日本時間の午後9時から国家スタジアム、通称「鳥の巣」で始まり、開会式と同様に映画監督のチャン・イーモウさんが演出の総監督を務めました。

はじめに各国や地域の旗手が入場したあと、選手たちが一斉に会場に入りました。
日本は、開会式に続いて郷亜里砂選手が旗手をつとめ、フィギュアスケート男子シングルで銀メダルを獲得した鍵山優真選手やカーリング女子で銀メダルの藤澤五月選手らが笑顔で入場しました。
そして次の開催都市にオリンピックの旗を引き継ぐセレモニーが行われ、北京市長からIOC=国際オリンピック委員会のバッハ会長を通して2026年の開催都市であるミラノとコルティナダンペッツォのトップに旗が渡されました。
バッハ会長は「皆さんが懸命に自分のベストを達成しようと努力し、互いに応援する姿に魅了された。そしてオリンピックの仲間はみな平等であることを示した。オリンピックの連帯の精神を国際社会に呼びかけたい」と述べ閉会を宣言しました。
このあと、別れを告げる中国の人たちや大会のマスコット「ビン・ドゥンドゥン」を描いた映像が流れ、聖火台にともされていた北京オリンピックの聖火が消えました。

最後に会場の上空に数多くの花火が打ち上げられ、17日間に渡った冬のスポーツの祭典が閉幕しました。

【閉会式詳細】

現地19:45 旗手の郷亜里砂「すごく光栄」

現地の午後8時から始まる閉会式を前に、旗手を務めるスピードスケート女子の郷亜里砂選手が取材に応じ「開会式から続けてまた閉会式もやらせていただいてすごく光栄なことなので最後までしっかり代表として歩いてきたい」と話し、会場に入っていきました。

現地20:00すぎ “鳥の巣”で閉会式始まる

北京オリンピックの閉会式が現地午後8時過ぎから始まりました。会場は開会式と同じ「国家スタジアム」通称“鳥の巣”です。閉会式の演出の総監督を務めるのは、開会式と同じく映画監督のチャン・イーモウさんで、開会式と同様に「シンプルさを追求した」としています。

現地20:00すぎ ランタン持った子供たちが登場

閉会式の最初のパフォーマンスが始まりました。中国の旧正月や春節を彩る伝統にならい雪の結晶の形をしたランタンを持った中国の子どもたちが登場しました。観客席全体が赤く染まり、会場の真ん中には今大会のエンブレムがあらわれました。

現地20:03 習主席とIOCバッハ会長紹介 国歌演奏

中国の習近平国家主席とIOC=国際オリンピック委員会のトーマス・バッハ会長が紹介され、続いて、中国の国歌が演奏されました。

現地20:05 光る“そり”で十二支を表現

フィールドに、光る「そり」のようなものが入ってきました。そりは全部で12台あり、十二支をモチーフにしてデザインされています。このあとAR=拡張現実を使ったパフォーマンスが行われました。

現地20:08 選手入場始まる 日本の旗手は郷亜里砂

大会の主役、選手たちの入場が始まりました。はじめに、それぞれの国や地域などの旗手が2列に並んで入場しました。
開催国の中国とギリシャが先頭で、中国の旗手は別の選手の肩の上に乗る「肩車」の形で入ってきました。日本はスピードスケートの郷亜里砂選手が国旗を掲げて入場しました。

現地20:09 米領サモアの選手が開会式に続き“上半身裸”で

アメリカ領サモアからは開会式で上半身裸で参加し、話題になったネイサン・クランプトン選手が旗手として今回も上半身裸で入場しました。

現地20:11 参加選手が一斉に入場

旗手の入場に続いて参加した国や地域の選手などが一斉に入場を始めました。

現地20:15 坂本花織選手や森重航選手ら日本選手も入場

会場には日本の選手たちの姿も見られフィギュアスケート女子シングルで銅メダルを獲得した坂本花織選手やスピードスケート、男子500メートルで銅メダルを獲得した森重航選手が笑顔で入場しました。坂本選手はスマートフォンを手にしながらの入場です。

現地20:18 開催国中国の選手も入場

開催国中国の選手たちも入場しスキーフリースタイルで2つの金メダルと1つの銀メダルを獲得した中国の18歳、谷愛凌選手はカメラに向かって笑顔で手を振っていました。

現地20:30ごろ 大会ハイライト映像上映 羽生選手の映像も

場内のモニターには大会の組織委員会がまとめた今大会のハイライト映像が映し出されました。開会式から始まり、日本選手ではフィギュアスケートの羽生結弦選手がジャンプをする様子などがまとめられていました。

現地20:32 スキークロスカントリーの表彰式

スキークロスカントリーの表彰式が行われました。IOC=国際オリンピック委員会と大会組織委員会が、長い距離を滑る過酷な種目であるクロスカントリーのメダリストを閉会式でたたえることを決めていました。
20日に行われた女子30キロフリーの表彰式で金メダルを獲得したノルウェーのテレーセ・ヨハウグ選手は、全身で喜びを表現しながら表彰台に上り、笑顔でメダルを受け取り、自ら首にかけていました。

現地20:40ごろ 男子50キロフリーの表彰式も

続けて男子50キロフリーの表彰式も行われました。競技は強風による悪天候のため距離をおよそ30キロに短縮して行われました。ROC=ロシアオリンピック委員会のアレクサンドル・ブルシュノフ選手が金メダルを獲得しました。今大会、出場した5種目すべてでメダルを獲得。このうち金メダルは3つでブルシュノフ選手の強さが際立ちました。

現地20:48 大会ボランティアにランタンの贈呈

今大会にボランティアとして携わったおよそ1万8000人に感謝の気持ちを表す催しが開かれました。
IOC=国際オリンピック委員会のアスリート委員からボランティアの代表にランタンが手渡されました。ランタンはボランティアの人たちの他人を思いやる気持ちの「温かさ」を表現しているということです。

現地20:54 「留」の読み「りゅう」にかけ「柳」を表現

フィールドには光りの筋や緑色の衣装を着た人たちが現れ柳の枝を表現したショーが始まりました。中国語で柳という字は「留」めるという字と発音がほぼ同じで「別れを惜しみ、帰りを待ち望む」という思いが込められています。

現地21:02ごろ 次回の開催都市のトップが入場

今大会の開催都市 北京から次回、2026年大会の開催都市であるイタリアのミラノとコルティナダンペッツォへの引き継ぎセレモニーが始まり、IOCのバッハ会長とともに両都市のトップが入場しました。

現地21:03ごろ オリンピック賛歌斉唱

オリンピック賛歌を子どもたちがギリシャ語で斉唱しました。
そして会場に掲げられていたオリンピック旗が降ろされました。

現地21:06 オリンピック旗が引き継がれる

オリンピックの旗が北京市の陳吉寧市長から、IOCのバッハ会長を経て、ミラノ市のジュゼッペ・サーラ市長と、コルティナダンペッツォのトップ、ジャンピエトロ・ゲディーナさんに引き継がれました。

現地21:10 次回開催地のショーが始まる

次回のミラノ・コルティナダンペッツォ大会の組織委員会によるショーが始まりました。まず、会場にミラノとコルティナダンペッツォの風景が映し出されました。そして、フィールドには冬の競技のシルエットが浮かび上がりました。
この中には4年後の大会から新たに採用されるスキーと登山を融合した「山岳スキー」のシルエットも現れました。そして2026年の「26」をイメージした大会のエンブレムがフィールドに浮かび上がりました。

現地21:20ごろ 大会組織委会長が閉会スピーチ

北京オリンピック・パラリンピックの大会組織委員会の蔡奇会長が閉会のスピーチを行いました。
蔡会長は「選手やコーチ、審判員や医療スタッフなど大会に貢献してくれたみなさんにお礼申しあげます。忘れがたき17日間で、世界各地から集まった選手は競技場を輝かせてくれました。競い合うなかでスポーツの魅力を伝え、友情を築きました。今大会は冬の競技の新たな時代を切り開き、人類が手を携え、ともに未来に向かうという偉大な事例になりました。この冬のオリンピックを胸に刻んで、人類の未来を切り開いていきましょう」と呼びかけました。

現地21:30ごろ バッハ会長スピーチ 閉会を宣言

IOC=国際オリンピック委員会のバッハ会長がスピーチを行いました。
バッハ会長は「親愛なるアスリートの皆さんこの17日間、私たちは皆さんの活躍に魅了されました。皆さんひとりひとりが懸命にパーソナルベストを達成しようと努力されました。皆さんは分断を克服しましたオリンピックの仲間はみな平等であることを示しました。オリンピックの結束する力は、分断する力よりも強いのです。冬季競技大会、2022北京の閉会を宣言します。世界の若者たちに呼びかけます。4年後の大会でお会いしましょう」とスピーチしました。

現地21:38ごろ 聖火が消される

バッハ会長のスピーチのあと別れを告げる中国の人たちや大会のマスコットビン・ドゥンドゥンを描いた映像が流れました。そして子どもたちの歌声とともに、会場の聖火台にともされていた北京オリンピックの聖火が消えました。

現地21:39分ごろ 会場には無数の花火

会場の上空には無数の花火が打ち上げられました。
連帯を意味する「ONE WORLD」や「天下一家」などのメッセージが花火で浮かび上がり1時間半余りにわたって行われた閉会式は終わりました。