日本選手団 原田総監督“コロナの中 工夫した選手の努力結実”

北京オリンピックで冬の大会として過去最多の18個のメダルを獲得した、日本選手団の原田雅彦総監督が会見を開き「新型コロナウイルスの影響がある中、工夫した選手たちの努力が結実した」と述べて、高く評価しました。

北京オリンピックの日本選手団は大会最終日の20日、北京市内にあるメインメディアセンターで会見を開きました。

この中で原田総監督は、メダルの獲得数が金メダル3つを含む18個と過去最多となったことについて「新型コロナの影響がある中、工夫して強化を続けてきた選手などの努力が結実したものだ」と述べて、コロナ禍で制限を受けながらも結果を残した各競技団体の選手強化を高く評価しました。

また、伊東秀仁団長は、フィギュアスケートの団体が銅メダルを獲得したものの、メダルの授与式が行われていないことについて「残念だが待つしかない。どんな形になるか分からないが、選手にメダルをかけてあげる場を作りたい」と話していました。

ROC=ロシアオリンピック委員会のカミラ・ワリエワ選手のドーピング違反をめぐる問題について、JOC=日本オリンピック委員会の理事を務める伊東団長は「薬物違反はあってはならないことだが、JOCとして答えることではない」と話しました。

そして、2030年の冬の札幌大会の招致については「スポーツの持つ力、選手の活躍はどんな時代も明るい材料になる。その気持ちが多くの札幌市民、北海道の人たちに伝われば、機運は高まってくると思う」と話していました。