米 黒人男性が白人警察官に銃で撃たれ死亡 禁錮2年で遺族反発

アメリカのミネソタ州で黒人男性が白人の警察官に銃で撃たれて死亡し、警察官がその後、過失致死の罪で有罪となった事件で、検察が禁錮7年余りを求刑したのに対し、州の裁判所は禁錮2年の量刑を言い渡し、遺族が強く反発しています。

アメリカ中西部ミネソタ州では去年4月、黒人男性のダンテ・ライトさんが交通違反をしたとして警察に事情を聴かれた際に銃で撃たれて死亡し、当時、警察官だった白人の女のキンバリー・ポッター被告には過失致死の罪で有罪の評決が出されました。

検察は州の指針に基づき禁錮7年余りを求刑しましたが、州の裁判所は18日、それを下回る禁錮2年の量刑を言い渡しました。

被告はスタンガンの一種のテーザー銃と間違えて拳銃を使用したとして法廷で涙を流して謝罪していて、裁判官は「被告は過ちを犯した。誰かを傷つけるつもりはなかった」と述べ、被告に寛大な処置を求める手紙を何百通も受け取ったと説明しました。

一方、ライトさんの母親は、黒人の被害者よりも当時、警察官だった白人の女に配慮したと強く反発し、「司法制度によって息子は再び殺された」とコメントしています。

ミネソタ州ではおととし、人種差別への抗議活動が全米に広がるきっかけとなった事件が起き、警察が強い批判にさらされたことから、裁判の行方が注目されていました。