東京都 新型コロナ ことし最多26人死亡 1万6129人感染確認

東京都内の18日の感染確認は、1万6129人で、10日連続で前の週の同じ曜日を下回りました。また、都は一日の発表としては、ことし最多となる26人が死亡したと発表し、このうち7割近くは病院内と高齢者施設で感染したということです。

東京都は18日、都内で新たに「10歳未満」から「100歳以上」の1万6129人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1週間前の金曜日より2500人余り減りました。

前の週の同じ曜日を下回るのは10日連続です。

また18日までの7日間平均は1万4574.6人で、前の週の82.4%でした。

7日間平均が前の週を下回るのは7日連続です。

濃厚接触者で症状があり、医師の判断で検査を行わずに感染と診断された「特例疑似症患者」は、613人でした。

18日に確認された1万6129人の年代別は、
▽10歳未満が2398人、
▽10代が1907人、
▽20代が2436人、
▽30代が2778人、
▽40代が2916人、
▽50代が1551人、
▽60代が869人、
▽70代が556人、
▽80代が501人、
▽90代が203人、
▽100歳以上が7人、
そして、
▽年代が分からない人が7人となっています。

65歳以上の高齢者は1632人で、全体の10.1%でした。

感染経路がわかっているのは6491人で、「家庭内」が最も多い4584人となり、全体の70.6%を占めています。

次に多い「施設内」は17.3%に当たる1123人で、このうち高齢者施設で298人、保育園と幼稚園で合わせて281人、小学校で266人、医療機関で125人の感染が確認されました。

また自宅療養中の人は9万2832人で、17日に続いて過去最多となりました。

一方、これまでの都の基準で集計した人工呼吸器か、ECMO=人工心肺装置を使っている重症の患者は、18日時点で17日から1人減って80人でした。

これとは別に、オミクロン株の特性を踏まえた新たな基準で集計している重症の患者は、18日の時点で17日より8人増えて253人でした。

また、都は、感染が確認された30代の女性と、70代から90代の男女、あわせて26人が死亡したと発表しました。

一日の発表としては4日連続で、ことし最多となっています。

26人のうち、病院内で感染した人は11人、高齢者施設は7人、家庭内では1人でした。

病院内と高齢者施設をあわせると亡くなった人全体の7割近くにのぼります。

また、26人のうち22人は基礎疾患がありました。

東京都内の新型コロナの患者用の病床使用率は、17日から0.8ポイント上がって18日時点で59.5%です。
新型コロナウイルスに感染し、自宅で療養している人は東京都内で、18日時点で9万2832人となり、17日に続いて過去最多となりました。