韓国 コロナ新規感染 初の10万人超え 半月で約6倍に

韓国では、新型コロナウイルスの一日当たりの新規感染者が初めて10万人を超えました。
変異ウイルスのオミクロン株の影響で感染が急速に広がっています。

韓国の保健当局によりますと、17日確認された新型コロナウイルスの新規感染者は10万9831人となり、初めて10万人を超えました。

変異ウイルスのオミクロン株が急速に拡大した影響で、新規感染者数は今月1日の1万8000人余りから半月でおよそ6倍に増加しました。

韓国のキム・ブギョム(金富謙)首相は、18日朝の対策会議で「新型コロナワクチンの3回目の接種によってオミクロン株の拡大を最大限抑えてきたが、他の国と同様一度は経験しなければいけない段階になった」と述べました。

そのうえで、今月末から来月中旬に感染のピークを迎えるという専門家の見解に言及しました。

一方で韓国政府は、去年12月から続けている飲食店の時短営業について、業界から経営に深刻な影響が出ていると不満が高まっていることを考慮して、夜9時までの営業を1時間延長して夜10時までとすることを決めました。

キム首相は延長の理由について「厳しい経済を考慮して現在の感染対策や医療体制で対応できる中で最小限の緩和は必要だと判断した」と述べて理解を求めました。