水際対策緩和 留学生の来日待つ都内の大学 さらなる緩和求める

政府が水際対策の段階的な緩和を表明したことについて、300人以上の留学生が来日できないままとなっている東京の大学関係者は、最初のステップと歓迎する一方、さらに緩和を進めることを求めていました。

東京 世田谷区にあるアメリカのテンプル大学の分校のキャンパスでは、感染拡大前は日本語や日本の文化などに関心を持つおよそ900人の外国籍の学生が学んでいました。

日本で厳しい水際対策がとられるなか、来日できずに待機している外国人留学生はおよそ14万7000人に上るとみられ、この大学でも日本への入国を待つ留学生が300人余りいます。

17日夜、岸田総理大臣の会見を見たテンプル大学ジャパンキャンパスのマシュー・J・ウィルソン学長は「緩和に向けた最初のステップが始まったことはありがたい。しかし、1日5000人という上限はビジネス目的の人なども含まれるので、入国がかなう留学生はまだまだ少ないと思う」と話していました。

そのうえで、「翻訳家を目指して日本語を学ぶなど日本の文化に興味を持っている学生の多くが希望を持てずにつらい思いをしている。学生の中には、日本への留学を諦めてほかの国に留学する“日本離れ”も起きている。感染防止策を取り続けながらさらなる緩和に向けた措置をより早く進めてほしい」と訴えています。