ホンダ 来月上旬の国内生産1割程度減産へ 半導体不足など影響

自動車メーカーのホンダは、世界的な半導体不足や新型コロナの感染拡大の影響で、来月上旬の国内工場での生産が1割程度減る見通しを明らかにしました。ほかのメーカーでも減産や工場の一時停止が相次いでいて、生産への影響が長期化しています。

ホンダが減産するのは、三重県の鈴鹿製作所と埼玉製作所で、来月上旬は計画よりも生産を1割程度減らします。

世界的な半導体不足や新型コロナの感染の急拡大、それに去年12月に発生したマレーシアでの洪水の影響で、取引先での生産に遅れが出て、部品の調達が滞っているためだとしています。

会社では去年、半導体不足や新型コロナの影響で生産が大きく落ち込み、1月以降に落ち込み分を挽回するとしていましたが、今月も国内で1割程度の減産を余儀なくされています。

このほか、ダイハツ工業が半導体不足の影響で来月上旬に滋賀県と大分県の工場で最大7日間、稼働を停止するほか、SUBARUも今月、群馬県の工場の稼働を6日間、止めるなど生産への影響が長期化しています。