東京都 新型コロナ ことし最多の24人死亡 1万7864人感染確認

東京都内の17日の感染確認は1万7864人で、9日連続で前の週の同じ曜日を下回りました。

一方、自宅療養中の人は9万2495人とこれまでで最も多くなっていて、都の担当者は、「感染者は少しずつ減ってはいるものの、極めて高い水準が続いているため、自宅療養者が増えている状況だ」と話しています。

東京都は17日、都内で新たに「10歳未満」から「100歳以上」の1万7864人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1週間前の木曜日より1000人余り減りました。

前の週の同じ曜日を下回るのは9日連続です。

また、17日までの7日間平均は1万4936.1人で、前の週の83.7%でした。

7日間平均が前の週を下回るのは6日連続です。

濃厚接触者で症状があり、医師の判断で検査を行わずに感染と診断された「特例疑似症患者」は、742人でした。

17日確認された1万7864人の年代別は、
▼10歳未満が2754人、
▼10代が2076人、
▼20代が2736人、
▼30代が3169人、
▼40代が3117人、
▼50代が1759人、
▼60代が969人、
▼70代が646人、
▼80代が439人、
▼90代が184人、
▼100歳以上が12人、
そして、
▽年代が分からない人が3人となっています。

65歳以上の高齢者は1670人で、全体の9.3%でした。

感染経路がわかっているのは7007人で、「家庭内」がこれまでで最多となる4922人となり、70.2%を占めて全体の中で最も多くなりました。

次に多い「施設内」は17.4%にあたる1218人で、
このうち
▽保育園と幼稚園であわせて371人、
▽高齢者施設で286人、
▽小学校で267人、
▽医療機関で144人の感染が確認されました。

また、17日時点で自宅療養中の人は、9万2495人と、これまでで最も多くなっています。

これについて都の担当者は、「感染者は少しずつ減ってはいるものの、極めて高い水準が続いているため、自宅療養者が増えている状況だ。保健所や医療機関などさまざま支援機関が連携して取り組んでいるので、療養中に体調に気になることあれば連絡してもらいたい」と話しています。

また、これまでの都の基準で集計した人工呼吸器かECMO=人工心肺装置を使っている重症の患者は、17日時点で16日と同じ81人でした。

これとは別に、オミクロン株の特性を踏まえた新たな基準で集計している重症の患者は、17日時点で16日より9人増えて245人でした。

一方、都は、感染が確認された40代から100歳以上の男女あわせて24人が死亡したと発表しました。

1日の発表としては16日を上回り、3日連続でことし最多となっていて、都内では、
高い水準の感染確認が続くなか、亡くなる人の発表も増えています。

24人のうち、
▼病院内で感染した人は8人で、このうち3人は、クラスターが発生した同じ病院で感染しました。

このほか、
▼高齢者施設は6人、
▼家庭内では3人でした。

また、24人のうち20人は基礎疾患がありました。