千葉県 3か所目の臨時医療施設あす開設 感染者急増も利用低迷

千葉県は新型コロナウイルスの感染者が急増していることから、県内で3か所目となる臨時の医療施設を開設し、利用を呼びかけることにしています。

千葉県は病床がひっ迫している県北部の流山市の「流山市民総合体育館」に、持病などで重症化リスクがあり、投薬治療が必要な患者向けの臨時の医療施設を開設し、18日から患者を受け入れます。

一方、県はこれまでに臨時の医療施設2か所を千葉市内に開設していて、このうち同様に投薬治療が必要な患者を対象にした、2か所目の施設の利用は16日の時点で110床中、1割未満にとどまっています。

県は周知が徹底されていないとみて、医療機関に利用を呼びかけることにしています。

千葉県健康福祉政策課の飯田卓也主幹は「臨時の医療施設を活用して重症化を防ぎ、病床がひっ迫する医療機関の負担軽減につなげたい」と話しています。