“食べられてもエラから脱出” 二ホンウナギの稚魚 長崎大

絶滅危惧種に指定されているニホンウナギの稚魚が魚に食べられた際、その魚のエラの隙間から脱出できることを発見したと長崎大学などの研究グループが公表し、ウナギの資源量を増やすことにつながる成果だとしています。

長崎大学水産・環境科学総合研究科の河端雄毅准教授らの研究グループは、ニホンウナギが絶滅危惧種に指定されるなど、資源量が著しく減少しているため、稚魚を食べることが知られているドンコという魚を入れた水槽にウナギの稚魚を入れて、どのように行動するか調べました。

すると、ウナギの稚魚はいったんはドンコに捕食されたものの、しばらくすると水槽内を泳いでいるのが確認され、カメラで撮影した映像を調べるなどしたところ、食べられたウナギの稚魚がエラの隙間から逃げ出せることがわかったということです。

食べられたウナギの稚魚54匹の中で、エラから逃げたのは半数以上の28匹で、いずれも尻尾から後ろ向きで抜け出していました。

実験を行った大学院生の長谷川悠波さんは「ウナギが生き残る確率をあげて、資源量を増やすことにつながる成果だ」と話しています。