1月の訪日外国人旅行者 1万7000人余 水際対策で低水準続く

オミクロン株の水際対策の影響で、1月に日本を訪れた外国人旅行者は1万7000人余りと、依然として記録的な低水準が続いています。

日本政府観光局の発表によりますと、1月に日本を訪れた外国人旅行者は、推計で1万7800人と、新型コロナウイルスの感染拡大前の3年前の同じ月と比べて99.3%減りました。

政府はオミクロン株の水際対策で、2月末を期限として、外国人の新規入国を原則、停止する措置を続けているため、依然として記録的な低水準が続いています。

国や地域別にみますと
▽インドが2100人
▽アメリカが1800人
▽中国が1500人
▽韓国が1300人などとなっています。

水際対策について政府は、3月から段階的に緩和する方針で、一定の条件を満たせば観光目的以外の外国人の新規入国を認め、一日当たりの入国者の上限を今の3500人から5000人に引き上げる方向で調整を進めています。

ただ当面は、外国人旅行者がどの程度増えるのか不透明な情勢が続きそうです。