静岡県 エッセンシャルワーカー対象 接種券なしでも接種開始

静岡県は新型コロナウイルスの3回目のワクチン接種を加速させようと、16日から静岡市内の大規模接種会場で、いわゆる「エッセンシャルワーカー」を対象に接種券なしでも受けられる前倒し接種を始めました。

国の集計によりますと、静岡県内での3回目のワクチン接種率は14日時点で9.54%にとどまっています。

県は接種を加速させるため、いわゆる「エッセンシャルワーカー」を対象に、自治体から接種券が届いていなくても、2回目接種から6か月以上たっていれば、前倒しで接種できることにしました。

初日の16日、静岡市葵区にある大規模接種会場の「もくせい会館」では、障害者施設の職員や学校関係者など73人の予約があり、朝から続々と接種に訪れていました。

市立学校の事務職員の男性は「感染が不安だったので早めに打ててよかった。副反応も心配だったが、看護師さんと話して大丈夫そうです」と話していました。

県新型コロナ対策推進課の塩津慎一課長は「オミクロン株の感染拡大の中、社会機能を維持するため優先接種を決めた。まだ枠に余裕があるので、ぜひ接種に来てほしい」と話していました。

接種券なしでの前倒し接種は来月11日までで、県の大規模接種と同じ専用のホームページから予約できます。