山口県「まん延防止」解除を政府に要請 新規感染者 減少傾向で

山口県は今月20日が期限となっている新型コロナウイルス対策の「まん延防止等重点措置」について、県内の新規感染者が減少傾向にあるなどとして、政府に延長を求めず、20日で解除するよう要請しました。

山口県では先月9日に「まん延防止等重点措置」が初めて適用され、県は県内全域の飲食店に対して営業時間の短縮などを要請しています。

重点措置の期限が今月20日に迫る中、県は16日午後、対策本部会議を開き、政府に重点措置の延長を求めず、20日での解除を要請することを決め、直ちに要請しました。

解除を求めた理由について、県は一日の新規感染者数が先月27日の445人をピークに減少傾向にあることや、病床の使用率などが改善していることを挙げています。

村岡知事は「医療提供体制のひっ迫は回避できている。重点措置は経済や社会に大きな影響を与えるもので、切迫している状況を脱したのであれば速やかに解除すべきだ」と述べたうえで、引き続き基本的な感染対策を徹底するよう呼びかけました。